思い感じるままに。
by mimmy_33
山の歓喜
あらゆる山が歓(よろこ)んでゐる

あらゆる山が語つてゐる

あらゆる山が足ぶみして舞ふ、躍る

あちらむく山と

こちらむく山と

合つたり

離れたり

出て来る山と

かくれる山と

低くなり

高くなり

家族のやうに親しい山と

他人のやうに疎(うと)い山と

遠くなり

近くなり

あらゆる山が

山の日に歓喜し

山の愛に点頭(うなづ)き

今や

山のかがやきは

空一ぱいひろがつてゐる



「弥生集」(大正10)所収

*****
国語教科書で印象的だった「ゆずり葉」という詩。
作者は河井酔茗。
偶然、こんなのびやかな詩を書いていたことを知る。
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by mimmy_33 | 2009-10-22 21:55
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